あやめの日々彩々

東京在住会社員、ごはん・家事・旅行など気ままに更新します。

搾乳してみて牛の実習を思い出した話

搾乳機を初めて使いました。機械で搾れるってすごいな…という驚きと、自分がちょっと牛になったような気分でした。

 

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病院のごはん、毎朝牛乳がついてくるので給食を思い出した。

 

搾乳の理由

じんましんが腕、脚に広がり、特に脚は蚊に50箇所刺されたくらいに腫れました。皮膚科に行ったところ、じんましんと言われました。

夏になると疲れやストレスからじんましんが出ることがあります。よく覚えているじんましんは、大学院生の頃です。修論のために実験をタイトなスケジュールで組んでいた時で、その時は腕や脚だけでなく手のひらにもじんましんができてひたすら痒かったです。新卒の頃に出たじんましんは、首がとにかく痒かった気がする。今回は脚とひじが酷い。

皮膚科で診てもらい、じんましんの飲み薬(抗ヒスタミン薬)と塗り薬を処方されました。飲み薬を飲んでから3時間後くらいに搾乳して、その母乳は捨てる必要があるという説明を受けました。妊娠、授乳中に飲めない薬多すぎる…。

急遽、搾乳機を購入。搾乳機は優秀で、ウォーミングアップのような吸引もあり、スムーズに搾乳することができました。搾乳のあいだは、iPadで楽天マガジンの雑誌を診ながら過ごしました。ふと胸元を見ると、牛になった気持ち。

そして搾乳後は薬の成分が含まれているので捨てました。母乳は血液からできてるので、血を捨てているのか〜と思うと虚しい気分になりました。献血みたいに役立つわけでもなし…

学生時代、農学部だったので牛の体長測定と、牛を散歩させるという授業がありました。

牛は慣れているらしく、体長測定はスムーズに進みました。

散歩は、ひとりにつき牛一頭だったのですが、私の担当の牛は途中で走り出してしまいました。事前に言われた通り、紐を手放しました。牛は柵から出ようとし、技術職員さんが捕まえてくれた思い出…。ちょうど震災のあとで、牛も散歩がなかなかできずストレスが溜まっていたそうです。

牛が思いのほか可愛かったので、授業後も眺めていると、先生に『せっかくだし搾乳してみる?』と誘ってもらいました。

牛は夕方5時のサイレンが鳴ると、搾乳する場所に行儀良く並びました。牛のお乳をお湯に浸したタオルで拭いて、洗ってから搾乳機をセットしました。機械が動いて、どんどん牛乳が絞られていきました。先生から、『牛も搾乳されないと痛いとわかってるから大人しく並ぶ』と聞きました。牛も搾乳されることを分かっているんだなぁと思いました。牛は賢いし、人間の役に立つために育てられているので、家畜なんだな…と思いました。

搾乳するまで牛の実習のことはすっかり忘れていました。搾乳のことを思い出して、牛も自分も同じ哺乳類なんだなぁ〜と思いました。ちなみに牛は一日30リットルほど搾乳できるそうです。すごすぎる。

牛ってありがたい存在だなぁ〜と思ったので、今後は牛乳やヨーグルト、バターなど、乳製品をもっと味わって食べようと思いました。