あやめの日々彩々

東京在住会社員、ごはん・家事・旅行など気ままに更新します。

産んでみて知った授乳のあれこれ

産前は、母乳が出なかったらまぁミルクかなーくらいにしか考えていなかったけれど、実際に授乳してみて、母乳もミルクもそれぞれの大変さとか思いがあるなぁと感じた。何を選ぶか(しかも選べない場合もある)は人それぞれだけど、知らなかった!と思うことが多いので書いてみる。

メリット・デメリットだけで割り切れないなにかが授乳にはある…と思う。母乳育児のエビデンス云々などは調べればたくさん出てくるので、以下あくまで私の感想です。

母乳の場合良かったことを考えてみた

精神面での安定が得られるような気がする。私はそんな気がしている…0歳4月で入園した場合にも、無理やり卒乳させる必要はないらしい。むしろ朝、帰宅後、夜と3~4回授乳することにより母子ともに変化を乗り切るのに一役買ってくれるとか。精神面の安定、そういわれるとそんな気がしてくる。

いつも寝かしつけ時はミルクなんだけど、母乳とミルクセットであげたほうが、寝つきが良い気がする。ちなみに添い乳でないと寝ない習慣になってしまう子も多いらしい。添い乳はとにかく親も休まるので楽らしい…私は窒息が怖いのと、自分が寝落ちして、子がベッドから落ちたり挟まったりというリスクもあること、ねんトレ本にも添い乳絶対×と書かれていることが多かったのでやらなかった。でも昔の人はたくさんやってたんだろうし、布団だったら添い乳してそうとも思う。

授乳の幸せ感ってなに?

良く言われる「授乳の時の幸せ感」というのが新生児育児が大変すぎて全然わからなかった。3時間おきの授乳という時間は休む間もなくやってくるし、子は飲むけど喜んでいるのか何なのかよくわからない。まぁ赤ちゃんなので喜ぶっていうか栄養補給で生死にかかわるわけなので喜んでいる暇もないのかもしれない。私は授乳クッションの高さが合わなくて肩はバキバキになるしとにかくつらかった。姿勢に関しては、椅子に円座クッションを乗せた状態なのが良くなかったと思う。授乳室に置いてある、コンビの椅子くらいが足も床について安定するのでちょうど良いと思う。家に欲しかった。

2ヶ月ほどが経過し、「授乳」という行為に慣れてきて、授乳クッションが不要になったころから楽しくなってきた。子も喜んでいるような気がする。明らかに目がらんらんとしている。ミルクは一瞬で飲んでしまうので飲んでいるうちに眠くなることはないけど、授乳すると眠気を誘うのに一役買っている。おおこれが授乳の幸せ感なのかも…と思うようになってきた。そして卒乳のことを思うとセンチメンタルな気持ちになってきた。

混合は大変、そしてスケジュールからの解放

混合で新生児~1ヵ月までは、毎回ミルクを調乳していたのでめちゃ大変だった。昼間もそろそろ授乳タイムかな~と思ったらミルク調乳し、冷ましつつ授乳、その後ミルクをあげる、哺乳瓶を洗う、消毒する、というのでへとへとになった。新生児の頃は実母が手伝ってくれたので良かったが、日中ワンオペでこれをやるのは大変だった。さらに真面目にぴよログで記録しようとしたのでとにかく疲れた。しかもジーナ式に沿ってやろうとしたのでとにかく疲れた。「とにかく疲れた」と何度書くんだよ!と思われそうだが、混合、とにかく面倒で疲れる。ある日「調乳もぴよログもジーナ式もやめだー!日中フリーダムに過ごそう!」と思い、日中は母乳のみ切り替えた。記録もやめた。すると身も心も楽になった。泣いてそろそろかなと思ったらあげることにしている。

搾乳の無の瞬間

母乳の場合、乳腺炎のリスクを常に抱えている。乳腺炎になるととにかく痛いし、薬もあまりなく、熱も出るし大変らしい。これはいつなるか分からず、授乳する限りずっとこのリスクはつきまとう。そして母親側の食事に気をつかう。アルコール摂取はできない。私はお酒が飲みたーい!と思うことはほぼないので、これに関しては特に不満は感じていない。お酒好きの人は飲みに行ったあと数回搾乳をすることでお酒を楽しむこともできると知った。

服薬する場合も、服薬後に搾乳して捨てる必要もある。わたしは産後に蕁麻疹が全身に出て、抗ヒスタミン薬を飲んでから搾乳し捨てていたのだが、正直『無の瞬間』だった。自分の体液(血液に近いと言われる)を20分ほどかけて取ってからシンクに流して捨てるってなんなん…と思った。多分たくさん出るタイプの人なら慣れっこでなにも思わないんだと思う。私はそんな量がバンバンでないとので、せっかく絞った体液が…さらば…と思いながら流して捨てました。

搾乳については、Amazon primeのモダンラブ東京1話の水川あさみの感じがほんとによく表現されている。完母にこだわるスーパーワーママの話で、海外出張でもメデラで搾乳しててすごいと思った。私なら体重の時点でミルク足しまくるかな…。設定が環境系NPO法人なんだけどそんな稼げるのか!?と不思議に思ったりはした。

ミルクの良い点

ミルクはいつも寝かしつけ時に夫があげるんだけど、哺乳瓶で飲んでいる姿がとてもかわいらしい。夫が哺乳瓶でミルクをあげることはかなり意義のあることなのではと思っている。

ミルクはとにかく腹持ちが良い。電車とか車移動の前に80mlほど飲ませておくと寝てくれる時間が延びる。完ミの場合、母親側の制限はないのでお酒を飲んだり服薬などもできる。今はとっても便利な「缶ミルク」があるので、缶ミルク、アタッチメント、哺乳瓶用乳首を持ち歩くだけですぐあげられるのは本当に画期的だと思う。旅行で使ってみて、液ミ常温でもなんの疑問も抱かず飲んでくれた。

ミルクの大変なこと

外出時の持ち物が多くなる。特に旅行の時に荷物が多くなると思う。2泊3日の旅行で、最初は哺乳瓶と除菌じょーず(電子レンジで除菌できる)を持っていこうとしていたが。しかし電子レンジも部屋にないしホテルで頼むのも面倒なので、液体ミルクにした。

鍵付き授乳室を探せ

授乳室、鍵付きのところが増えているとは思う。しかし授乳室自体が追いやられた場所で、カーテンだと防犯上怖い。渋谷ヒカリエのB2のベビールームは鍵はないけどキレイで良かった。ミヤシタパークは外気なので冬は寒そうだし、夏は暑そう(扇風機が上についていた)。武蔵小杉のグランツリーの授乳室は広くて良い。1階と4階はとにかく混むので2階か3階が良い。ララテラスはカーテンで、使う気にならなかった…。鴨川シーワールドの授乳室は平成初期のままの設備だけど事務室のような感じで鍵付きになっていて、良かった。簡素で良いから鍵にしてほしい。

授乳の服とインナー問題

授乳服と呼ばれるもの、いくつかあるけど結果的にいらなかった。西松屋で2千円くらいの授乳口つきのパジャマを買ってみたけど、特に必要なかったな。

インナーは色々試した。

①ベルメゾンのブラキャミ…3枚買った。クーポンとか使えば一枚800円くらいなのでコスパが良い。しかし、縫い目が産後ダメになってしばらくお蔵入りしていた。クロスタイプなので授乳のしやすさが

②スウィートマミーのブラ…これはバージスラインがしっかり保てるし、つけててストレスはないけども前部分の生地が薄かった。

まとめ、混合で良かったこと

混合にして面倒なことも色々あるけど、混合にして良かったと思う。週末は夫が世話をしてくれて出かけたりもできる。これが一番良かった点かもしれない。

母乳の栄養に関しては、Netflixの「赤ちゃんを科学する」の「食事と栄養」の回で免疫についてかなり解説されていた。これを観て、少しでも子の健康に寄与できるならばやはり初乳以降も母乳をあげようと思った。フランスはほぼミルクで育て、英国、米国は日本と同じく母乳育児信仰が強いらしい。ミルクでも全然元気な子もいるし、母乳でも乳糖不耐症になることもあるだろうし、本当に母子の体質やライフスタイルやらによると思う。

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