あやめの日々彩々

東京在住会社員、ごはん・家事・旅行など気ままに更新します。

あいさつの効果、仕事とご近所さん

復帰して直後、担当製品が増えて、新しくかかわる人も単純に3倍くらいになった。そのなかでも難易度が高いなぁと思う人がいた。前任者から引継ぎの時に「気難しい人」と聞いており、周りの人もわりとそういう反応だったのでその人とかかわるのをかなり構えていた。そして初対面…めっちゃ塩だった!!なんか挨拶してるのに返事がない、ウンとかスンとも言ってない気がする。あまりにも職人気質で、オーラからして怖い。認めた者としか会話しないタイプなのか???しかし顔を合わせた際は2回目、3回目とめげずに挨拶し、ちょっとしたことを話しかけたり会議で一緒になったとき、その人が出した論文について質問したり、あれやこれや接点を持つことで…ついに半年後…挨拶後向こうから話しかけてもらうことに成功した!!ちょっとした出来事だが、かなり達成感があった。

学生時代、共同で使う実験室で別の研究室に所属する先輩がけっこうキツい感じの人でものすごく怖かった(しかも2人も怖い先輩がいた)困った時に聞いてもそっけない感じだし、でも聞くしかないし、かなりハードルが高かった。でもなんとかするしかないのでひたすら挨拶とちょっとした会話をしたことで3ヶ月くらいで親切に教えてもらえるようになった。

話は変わるが今のマンションを決めたのも挨拶だった。内覧で廊下ですれ違った時と、その後マンション周辺をうろついたときにお会いした親子の挨拶の感じの良さで印象がかなり上がった。前に住んでいた賃貸一軒家は近所の人の挨拶はひとり親切なおばさま(おすそ分けを何度かもらった)を除いて、反応がとても悪かった。その前の家も、挨拶が皆無だった。持ち家かそうでないかで挨拶も違ったりするのか何なのかわからないが、ちょっと疑問だった。

前職の上司は温厚かつ人心掌握に長けているタイプで、社内外の関係者のハートもがっつり掴んでいる人だった。中途で入ってきた新人がその上司に挨拶しないらしく、「挨拶しないとかありえない」とこぼしていたことがあった。中途で入ってきたにも関わらず組織文化になじもうとしないのか、理由はわからないが、挨拶ひとつで人の評価が下がったりもするんだな~と思った。

フランスの旅行ガイド本に、「お店に入るときは挨拶をしましょう」と書いてあったのを思い出したけど、お店に足を踏み入れる際に「ちゃんと良識のある人間ですよ」というのを自ら示す方法なんだなと思った。

挨拶をすることで、相手に害を与える人間ではないことが示すことができ、心理的な安全性を確保する上で大事だな~と思う。そして挨拶ついでに会話をすることで相手と近づくことができるなと思った。