あやめの日々彩々

東京在住会社員、ごはん・家事・旅行など気ままに更新します。

実家が転勤族の私が家を買うと決めるまで

家を買って一年経ちました!

人生の中で家を持つことへの心の変化が色々あったので、ブログに書き残してみたいと思います。

 

 

幼少期~小学生

幼稚園までは奇跡的にあまり転勤がなく、でも「いつ引っ越しするかわからないよ」と言われて過ごす。親としては気が気ではなかったらしい。ペット飼えなくて残念だなぁと思ったけど猫アレルギーだしハウスダスト全般に弱いことは何となく気づいていたので納得していた。

小学校1年生の夏休みに引っ越し、さらに2年生のGWに引っ越し、環境のストレスで蕁麻疹が出たりする。(おもしろいことに?メンタルは全然平気でこれは大人になった今でもそう)

引っ越し自体と友達と離れることは寂しさもあるけれど新しい環境に行ける刺激の方が楽しいと感じるタイプに育った。前の小学校の友達と文通や年賀状のやりとりをしていた。

中学~高校

高校後半で父の転勤があったものの、そのまま家に住み続けられたので6年通えてよかった(これも転勤族的にはかなり珍しいパターン)。しかしここで転勤になっていたら打撃が大きかった気がする。

中学受験して入った中学校では、親の転勤で東京に行く子もいたりして、私立の中学校への編入ってきるんだなぁと思った記憶。

大学生

大学生の頃はひとり暮らしだなと思っていたので転勤になってもあまり気にせず。

しかし大学生の間にも2回実家が引っ越す。

父の会社の社宅の待遇は結構手厚くて、エアコンやカーテンの買い替えなども会社負担だったりした。住宅ローンがない、家賃負担が少ないので教育費+国内旅行の費用が賄えたと親から聞いたのでこのへんは転勤族社宅ありのメリットだと思う。

就活

就活する時に、結婚してから転勤するのは嫌だなと思っていた。なので転勤のない会社(一拠点のみ)を選んだ。今思えば独身の頃は転勤してみても良かったのかなーとは思う、しかし地方で暮らしていざ転職となったときは中々負担が大きい気がする。

ちなみに当時の彼氏(いまの夫)とは学生時代から長く交際していたのだが、最初全国転勤ありの会社を受けており、その際結婚は考えられないかも…と思ったりした。なぜなら転勤族で育って、引越しでの負担、配偶者の皺寄せをよく見てきたから…。環境が変わる、しかも相手の都合でというのはかなりの負担だと思う。立場が逆となり、自分の負担で相手の引越しを考えるのも、正直気が重い。あと転勤との因果関係は不明ではあるものの同じく転勤族育ちでメンタル不安定になった子どものケースや受験がうまくいかなかったなども見てきた。これも結果論でしかないしずーっと同じ場所にいて否が応でも人間関係が固定化されるよりは、引っ越しあるかもの方が気が楽なのかもと思うことはある。特に小学校3年〜小学校6年あたり…。それ以降は受験で学校が変えやすいので。

 

社会人

治安が良くて駅近で家賃が手ごろな家に住んでいた。大家さんが色々気にしてくれて(2016年の豪雪での雪かきとか)ありがたかった。特に家を買うことは考えてなかったけど、友達が都心のワンルームマンションを買った話を聞いたりしてこの年で買えるんだ…!と衝撃だった(その後すごい価格で売り抜いたらしい)

結婚、一軒家

配偶者の住宅補助がかなり手厚かったので、新築一軒家駐車場付きに住んだ。ロフトもあり、ウォークインクローゼットもあり、物が増える増える…服も靴も増えた。

この時点では、住宅補助が手厚すぎるので住宅補助の年齢制限があるまでずっと社宅に住もう!

夫も「住宅補助が出てこの家に住むなら今の仕事頑張れるわ~」と言っていた。エリア内で転勤の可能性があり、その場合は私が今の家に住み、夫が単身赴任ということも視野に入れていた。

私の転職

コロナ渦で思うところがあって転職することにした。年収もアップした(月給が+20万になってびっくりした)。

転職についてはこちらに書きました↓

アラサー既婚女性のリアルな転職活動 | 新米ワーママ日記

夫の転職

部署移動があり激務になり(会議の時間がとにかく遅い、しかも社外との会議。。。)、私が転職先での待遇アップを見たからか「転職しようかな」と言い出した。これは私にとっても意外だった。学生時代から8年ほど夫を知っているが自他ともに認める、安定して保守的なタイプ(私とは真逆)。しかもコスパ重視なので手厚い住宅補助と福利厚生を手放してでも職を変えると決めたことに心底驚いた。

一軒家に住んでみて

一軒家に住んでみて、広くて収納が豊富というところはとても良かった。駐車場も近いしすぐ車に乗りやすい。

しかし野良猫の糞や雑草、蜂の巣など家の外に悩まされたり、コロナワクチンの副反応や悪阻などの体調不良の際に2階から降りるのが苦痛だった(今思えば客用布団で1階に寝れば良かった…)こういう時広い田舎の一軒家で2階にもトイレがあり、だれか世話してくれる一軒家も良いのに…と思った。また猛暑で2階のロフトが高音になりネットのルーターが落ちた。これは断熱の問題…。この時点で一軒家でのデメリットも色々感じた。

住宅補助なしで賃貸

夫が転職し、住宅補助もなくなったので賃貸に…正直狭い…ギリ2LDKという家でお互いテレワークだと声も気になる。妊娠し、子どもがいてこの家はきついな~という気持ちになってきた。

今思えば狭くてもベッドを処分して布団だったら賃貸で住めないこともなかった気がする。

しかし賃貸、壁が薄くて夫のweb会議や動画(研修とかの)の音が漏れるので非常に!!ストレスだった!!(本人イヤホンは使いたくないらしい)この時点で「音漏れしない」ということが条件に加わった気がする。産後もキッチンの横の部屋で過ごしていたのだけどキッチンの水回りの音がカチャカチャ気になったりした。

家を買うかを真剣に検討し始める

家の条件というのはかなり個人的な要素が大きいので詳細は割愛するものの、家を買おう!!ということになった。

 コロナ禍も終わりが見えてきたものの、在宅も多く、妊娠中家で過ごす時間が多く、家の重要性を改めて認識した気がする。

そこそこ快適な条件の家に住める、かつもし失敗しても引っ越せることが賃貸のメリットであった反面、ライフスタイルに合わせて家を変えていくのが面倒になった…ということが大きい。

書籍デュアルキャリアカップルを読んで、フルタイム共働きで子育てしながら変化に対応する中で、何かしら軸があった方が楽だなと感じたのもある。

内覧①

とりあえず気になるエリアで5軒くらい内覧してみた。一軒家も見たし、マンションも見た。なんというかこれというものが無かった…まぁ産後もなんとか賃貸で暮らすか〜?という気持ちになっていた。

〜半年後〜

内覧②

マンションに絞って内覧した。わたしはあまり風水とかスピリチュアルなものは正直よく分からない。でも入った時の家の持つ雰囲気についてはかなり重視していた。中古マンションは売主さんが住んでいるうちに見学することもあるんだけど、その時の方が家の雰囲気が濃厚だった。自分は買わないけどすぐ売れるだろうなーという家と、明らかこれ売れないだろう…という雰囲気が明確に分かれていた。これは駅徒歩とか間取りとか築年数だけでなく家が持つそのものの価値なのかなという気がした。

今の家を内覧した時に、出会うべくして出会ったというか、ここに住んでいる!!というイメージがビシビシ沸いた。ちなみに私家族が家に遊びに来た際も「初めて来た感じがしない」と言っていた。いちばん長く住んだマンションと間取りが似ているというのもある気がする。

 

まとめ

家を買ってみて、同じような価格で賃貸で暮らすよりは、格段に生活の質が上がった。特に賃貸の時に不満だった音の問題は自室、寝室ともに解消された!!広さも十分。

ただしどんな家でも快適に過ごすには片付けや掃除など、常に家を快適にする努力は重要だなーと思う。いまは衣替えで着なかった服を処分している。引越しがなくなった分捨てる機会も減ってしまうので、管理できるモノの総量を意識して暮らしていきたい。